余罪350件以上のマンション狙いの空き巣犯人があかした泥棒の手口。

投稿者: | 2024年9月7日

千葉県のマンションで余罪350件以上と思われる連続空き巣犯が逮捕された。
男は特殊開錠用具所持の現行犯で逮捕された。 男は主にマンション高層階のベランダを乗り移り、窓ガラスを工具で破る手口で空き巣を繰り返していた。
逮捕後、自供した内容から、驚異的な空き巣の手口がわかってきました。



空き巣を行う前の準備


1.作業着で仕事をする
男は作業着を着て、メジャーを片手に犯行に臨んでいた。 マンションは改修や配管などの作業が頻繁に行われるため、歩き回っていても疑われることはまずない。
その際、現場監督者を装い作業服をきれいにしておくのがコツ。逮捕まで職務質問を受けたことはなかった。


2.チャイムを押して狙った部屋の不在を確認
忍び込む家を物色する前は、チャイムを押して住人が不在の家を探す。
応答があっても、間違えました、と言えば済む。
チャイムは指紋が付かないようゲンコツで押す。


3.手を付けるのは現金や商品券のみ
換金目的で物品を盗むと販売先から自分にたどり着く恐れがある。
高級腕時計や貴金属がすぐ手の先に置いてあっても手を付けずない。


4.物色後は室内を片づける
泥棒に入ったことを住人に気付かせなければ、それだけ通報を遅らせることができるため、荒らした室内は元どおりに復元する。

5.裏通りを使って逃げる
裏通りはパトカーでも自転車でも警察官があまり通らない。
逃走は裏通りを徹底する。どうしてもバス通りを通らざるをえない場合は、 何でもいいからバスに飛び乗る。バスを呼び止める警察官はいない。


6.見つかりそうなときは1時間じっと隠れる
警察官は現場周辺の緊急配備が始まってから、1時間ほど経過するといなくなる。 そのため、すぐに逃げ切れなかったら現場付近で隠れる。
警察官は他人の家の庭にまでは入ってこないため、民家の庭は隠れ先として優れていた。


7.逃げる途中で警察官に会ったら先にあいさつ
警察官に会ったら「ご苦労さまです」と先に声をかければ怪しまれる確率が減る。
ちなみに現場に向かう途中の警察官は急行することに気を取られ、 すれ違う相手に職務質問をしない。


2010年7月17日 産経新聞引用



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